その妹はたくましいのだった [play]
シアタートラムでシス・カンパニー「その妹」を観劇。
いまさら武者小路実篤かあ、と迷っていたところ、その昔(自称)文学少女だった母親が妙に乗り気なので、一緒に観ることに。
なにしろ、あらすじを読んだだけで暗い。
画家としての才能がありながら戦争で失明し、いまは小説家を目指す兄(市川亀治郎)と、彼の才能を信じて献身的に支える妹(蒼井優)。
その妹にとんでもない縁談をもってきた叔父夫婦のもとを離れ、編集者・西島(段田安則)の援助で何とか兄妹2人で暮らしはじめるものの、西島の生活も行き詰まって家庭崩壊寸前。
はたして彼らを待ち受ける運命とは――。
ところが、これが意外とおもしろかった。先入観はいけませんね。
台詞がものすごい早口で、しかも古典的女言葉「○○ですわ」の連発に最初は違和感をもったけど、たちまちなじんでしまい、だんだん耳に心地よく響くようになってくるのが不思議。
最近は会話の聞き取り能力がすっかり衰えた母でさえ、「台詞がきれいに聞こえておもしろーい」と喜んでいるくらいだもの。
登場人物は、兄といい西島といい、過酷な運命をどうすることもできないと嘆くばかりで情けないんだけども、妹のほうは「あたしって可哀想」なんて少しも考えていない。
むしろ、西島が兄の才能のためでなく自分への同情から援助することは、彼女のプライドが許さんのです。
最後にある決意をして叔父の家に行ったあと、
「私は悪いことをしたでしょうか?」
と兄に問う妹の、凛とした美しさ。
河原雅彦のテンポのいい演出と、蒼井優のきりっとした演技に、すっかり魅了されてしまった2時間半でありました。
これを機会に、実篤の原作を読んでみてもいいですわ。(←なりきり)
げ。中古品12,000円て。
いまさら武者小路実篤かあ、と迷っていたところ、その昔(自称)文学少女だった母親が妙に乗り気なので、一緒に観ることに。
なにしろ、あらすじを読んだだけで暗い。
画家としての才能がありながら戦争で失明し、いまは小説家を目指す兄(市川亀治郎)と、彼の才能を信じて献身的に支える妹(蒼井優)。
その妹にとんでもない縁談をもってきた叔父夫婦のもとを離れ、編集者・西島(段田安則)の援助で何とか兄妹2人で暮らしはじめるものの、西島の生活も行き詰まって家庭崩壊寸前。
はたして彼らを待ち受ける運命とは――。
ところが、これが意外とおもしろかった。先入観はいけませんね。
台詞がものすごい早口で、しかも古典的女言葉「○○ですわ」の連発に最初は違和感をもったけど、たちまちなじんでしまい、だんだん耳に心地よく響くようになってくるのが不思議。
最近は会話の聞き取り能力がすっかり衰えた母でさえ、「台詞がきれいに聞こえておもしろーい」と喜んでいるくらいだもの。
登場人物は、兄といい西島といい、過酷な運命をどうすることもできないと嘆くばかりで情けないんだけども、妹のほうは「あたしって可哀想」なんて少しも考えていない。
むしろ、西島が兄の才能のためでなく自分への同情から援助することは、彼女のプライドが許さんのです。
最後にある決意をして叔父の家に行ったあと、
「私は悪いことをしたでしょうか?」
と兄に問う妹の、凛とした美しさ。
河原雅彦のテンポのいい演出と、蒼井優のきりっとした演技に、すっかり魅了されてしまった2時間半でありました。
これを機会に、実篤の原作を読んでみてもいいですわ。(←なりきり)
げ。中古品12,000円て。











これは一瞬の判断でスルーした芝居です(苦笑)
武者小路だし、暗いし、おまけに蒼井優が苦手でして。
先入観はいけませんね。
でも、やっぱり観ないなぁ、たぶん(←しつこいです)
by 柴犬陸 (2011-12-29 18:30)
◇陸さん◇
スルーしますよね、ふつう(笑)
わたしはキャスト的には文句なかったんですけど、原作がねぇ。
でも、亀治郎の台詞や動作にときどき笑いが起こったりして、
全然重くない芝居だったんですよー(≧m≦)
by チヨロギ (2011-12-30 00:15)
文庫が12,000円(^_^;)
Amazonはよく法外な値段を提示…
…って、ここは岩波さんが復刊すべきところかなぁ。
岩波だし(笑)
他の文庫なら、もう慣れましたが( ・∀・)
by Yuseum (2012-01-24 20:51)
◇Yuseumさん◇
これだけ高いっていうのは、それだけのニーズがあるんでしょうかねー?
実篤ブームだなんて話も聞かないし。
復刊してもあまり売れないんじゃないかなー( ̄∇ ̄;)
by チヨロギ (2012-01-24 22:43)